1月14日集会報告
昨日、玉姫公園で集会とデモをやった。山谷越年越冬闘争の実行委員会の主催で、だから年末年始の越年の締めくくりみたいなものでもある。大阪の釜ヶ崎とか名古屋の笹島など遠いとこから、また渋谷や三鷹や、知り合いの労働組合などからも人が来てくれて、けっこう嬉しかった。コロナが流行りはじめて3年がたって、二回この集会をすることができなくて、3年ぶりの年明けの集会だったが、コロナは感染爆発中でヤバイが感染対策に気をつけつつなんとかやりきった。
佐藤さんと山岡さんという私達の仲間がヤクザに殺されて、今年でそれぞれ38年、37年がたつ。この虐殺を忘れない、死んでいった仲間を追悼しやり返していこう!というのが、集会のメインの主旨でもある。38年というとだいぶ昔だが、貧しい仲間・差別されている仲間に対する暴力はまだまだなくならない。去年の夏は山谷の近隣に暮らす野宿の仲間に対する組織的な襲撃が続いたし(その中で野宿の仲間が水死体で発見されるということもあった)、年末には渋谷区が、公園から野宿の仲間の強制排除をした。
また、山谷のセンターはどうかというと、おれたちが頑張って作らせた仕事カードがあるが、これに登録している仲間たちに対して、センターは医療も宿泊も給食も使わせないという態度だ。これも考えようによっては暴力だ。
だが、おれたちにとって暴力はすぐそばにいる友達のようなもので、日雇いの仕事をしていれば暴力はつねにある。仕事自体も危険があって怪我しやすいが、これはちょっと種類が違うとは思うが。「友達は選んだほうがいい」というが、全くそのとおりだ。公園や河川敷で寝る・小屋をたてるとき、お役所にうかがいをたてるわけにはいかないから、勝手に寝起きするしかないが、こういうのはすごくいい。古くは船本しゅうじという人が「黙ってトイレをつまらせろ」と言ったけど、まあそういうことでしょう。
一方で、仲間を下に見て、支配するために使われる暴力や、追い出しに使われる暴力はダメだ。こういうのに対しては徹底的に縁を切って、場合によってはたたかうしかない。
とりあえず今センターがコロナがこんなに流行っているのに、まったくちゃんとした対応をしてないってのは大問題で、仲間の命にかかわる。水曜日、炊き出しのあとに集まって「ちゃんとしろ」と言おうじゃないか。
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