2022-23 山谷越年越冬闘争の呼びかけ

山谷越年越冬闘争実行委員会から、今年の山谷での年末年始の取り組みについて、以下お知らせし、皆さんの参加を呼びかけます。

私達は今年も、12月29日から年明けの1月4日早朝まで、連日の炊き出しと夜回りを行います。新型コロナが社会に広がって以来、3回目の越年闘争となります。コロナウィルスによるパンデミック状況は貧しい人々の生活に大きな影響を与えました。山谷も例外ではありません。東京都は、感染が広がった初期、コロナを理由に、山谷対策で出している仕事を2ヶ月間止めました。そしてそれ以来、熱中症や年度末などの理由で、一ヶ月前後も仕事を丸々止めるということを繰り返しています。私達はこの問題について都と交渉を持ちつつ、仕事の状況などに応じて、週に2−3回の炊き出しを続けて来ました。

また、山谷現地における山谷対策の中心である城北労働福祉センター(以下センター)が、野宿者排除の姿勢を鮮明にしつつあります。「山谷の日雇い労働者の援護をする」と定款に定めているにも関わらず、「路上から仕事に行っている労働者はセンターの施策の対象にしない」と職員は繰り返しています。最も象徴的なのが健康相談室からの野宿者の排除です。センターの2Fにあるここには医者が常駐しているにもかかわらず、野宿している労働者の多くが(センターの利用者カードを持っているにも関わらず)、ここを使うことができない仕組みになっています。

毎週私達はセンターと交渉を続け、このひどい状況を打破すべく仲間たちと頑張っています。このセンターの真ん前で、私達は今年も越年越冬闘争を行います。年末年始にかけての時期には、建設現場が休みに入るので、飯場や日払いで働いている人々も闘争に合流します。今年の冬は例年になく気温が下がっており、第8波となるコロナの広がりも深刻です。しかし、私達は労働者の力でこの時期を乗り切ります。ご支援ご協力をよろしくおねがいします。
(コロナの感染状況をみながら、それぞれの日の作業人数を決めていく関係上、事前にご連絡いただくようお願いしています。越年越冬闘争に参加ご希望の方、sanya@riseup.netまでメールください。)

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